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グループダイナミックス

Last Update 2004/07/11

3年前期，単位：a2，金曜4限，第一共通棟314，授業コード3118301

授業目標・概要

●グループダイナミックス(集団力学)の基礎，とりわけ理論的側面に焦点をあて，講義する．また，現代生活の諸問題，とりわけ合意形成について，グループダイナミックス的視点から考察する．
●2年次必修科目の「共生社会行動論」で取り扱った内容，とりわけ「仮想世界ゲーム」で体験した集団に関する現象について，さらに理解を深めることを目的とする．
●グループダイナミックに関するゲーミング・シミュレーションを実施する．

スケジュール/講義記録

• 最終レポート(以下，予告。7月12日の授業時に最終確定します）
  ◎レポートについては，大きく次の2点をまとめる．それぞれA4で1ページ以上，合計2ページ以上(1ページは約1000字とする)。
  1. テキストの内容に関する問題提起(内容の評価)
  →各自でテキストを読んで面白かった点，興味深かった点を具体的に挙げ，そこからから問題を設定し，論じる。これまでの自分のコメントはもちろん，講義中に配布した他の人のコメントも参考したり，引用したり，あるいは新たに他の人たちと議論した上でまとめてもよい。
  
  2. 意見集約の方法や全体のディスカッションについて(手続きの評価)
  →グループでの集約方法と各自の貢献など，これまでのプロセスについて具体的に記述する。その上で，従来の講義や演習形式の授業と比較して，今回のグループによる意見の集約やコメントを紹介する方法の良かった点，改善すべき点などについて，まとめる。
  
  提出方法
  7月31日(土)までに，ワープロで作成し，メールに添付して送る。メールの件名およびファイル名は次のようにする。（括弧の中は半角で学籍番号）。あて先：JAD03165@・・・
  グルダイレポート(2020･･･)

• 5月はテキスト『シミュレーション世界の社会心理学』で「共生社会行動論」において扱っていなかった事項・ゲームを行いました。6月からはもう一つのテキスト『合議の知を求めて』を全員で読んで，グループ単位を中心にコメントを集約していきます。（2004/05/30)

• グループ分け：学籍番号順に５，６人のグループで進めていきます。次回は「シミュレーション世界の」の３，４章を扱います。関連して「クイズ100人に聞きました」の調査を次回までにグループで行っておきます。本日，問題と予想を出してもらいましたが，「クイズ」の作り方の詳細が様々でした。回答の数をいくつにするか，少数意見をどこまで入れるか，が実際のゲームでは重要になってきます。調査結果に応じてルールを考えたいと思います。(2004/04/26)

• 前半は、「シミュレーション世界の社会心理学」をもとに、グループダイナミックスについて理解を深めます。
  後半は、「合議の知を求めて」を読みながら集団意思決定や合意形成について、議論を進めます。
  授業の進め方は、受講人数をもとに決めていきます。

教科書・参考書

テキスト

●1広瀬幸雄(編著)『シミュレーション世界の社会心理学―ゲームで解く葛藤と共存』ナカニシヤ出版　1997
●2亀田達也(著)　『合議の知を求めて　グループの意思決定』共立出版　

参考書

1.三井宏隆(著)　1991　『実験・調査の考え方−社会行動分析入門−』小林出版

その他
亀田達也･村田光二(著)　2000　『複雑さに挑む社会心理学』有斐閣　
亀田達也・滝聞一嘉・大坪庸介　1994　「集合的選択と知識表現の共有：「合議」の意味を探る」　『日本社会心理学会第35回大会発表論文集』Pp162-165
亀田達也・大坪庸介・中山亜紀・山本美佳　1995　「社会-認知的ネットワークと集団意思決定」　『日本グループ・ダイナミックス学会第43回大会発表論文集』Pp46-49.
杉本徹雄(編著)　1997　『消費者理解のための心理学』　福村出版
佐伯胖　1980　『「決め方」の論理　社会的決定理論への招待』　東京大学出版会　
菊池聡・谷口高士・宮元博章(編著)　1995　『不思議現象なぜ信じるのか　こころの科学入門』北大路書房　

評価方法

グループでのディスカッション参加と個人レポートによる。
備考：「共生社会行動論」(コース必修)を受講していることを前提に展開する．

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