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生活環境論2008 (前期・2年次用)

Last update 2008/07/15

学年：2年　　　 単位：b2　　　 担当者： 杉浦淳吉

家政共同教員研究室(美技家棟４F）　(家庭管理実験実習室から変更)

授業目標・概要：

地域の生活環境問題における環境配慮行動の普及について、行動科学的アプローチによる理解をめざす。まず、社会的ジレンマとしての環境問題の枠組みを示し、態度・行動理論から環境配慮行動の規定因について検討する。購買行動、ゴミ排出行動、節水・排水行動など身近な生活環境の問題について，地球温暖化問題といったグローバルな環境問題との関連を，シミュレーション＆ゲーミングの手法を用いて理解する。環境教育の可能性についても随時触れながら検討する。

お知らせ

• 7月15日(火）の講義をもって，全ての講義・課題は終了しました。7月15日の講義では，まとめとして時間中に以下の点についてレポートを課しました。欠席された方は，7月末までは受け取りますので，研究室のポストまで提出してください。(2008/07/15)
  　　1　この授業で学んだこと。
  　　2　今後さらに学んでみたいこと
  　　3　今後実践していきたいこと
  　　　　※これまでの課題で頑張りきれなかった方は，この課題で頑張ってください。

• 火曜日の講義は連休で2回飛び，次回は3週間後の5月13日です。それまでに以下の課題を作成してください。では皆さん，よい連休をお過ごしください！(2008/04/22)
  
  　　１　ゴールデンウイーク中に私が出会った「環境問題」を紹介する。（→思い出の記述）
  　　　例)「渋滞の中を車で旅行した」「深夜にビデオで映画をたくさんみた」
  　　２　なぜそれが環境問題か？（→講義内容を参考に）
  　　　例)「渋滞によるエネルギー消費」「電力使用の増加」
  　　３　対処として，人々がどのような行動をとればよいか？
  　　　　（→環境配慮行動のアイディアを考えてくる。）
  　　　例）「近場でサイクリングを楽しむ」「休みの日こそ，早寝早起きを実践する。」
  　　　以上１〜３を含め，A4用紙1枚にまとめてくる。形式は自由
  　　　（→写真や新聞の切り抜きのコラージュなど，各自工夫する）
  

• 過去のお知らせへ

スケジュール/実施記録

※基本的には，もちろんシラバスに掲げた内容を扱っていきますが，本授業にかかわるタイムリーな社会的イベントや担当者の杉浦自身がかかわる最新・最先端の研究活動にあわせ，適宜順番を入れ替えたり，内容を変更したりすることがあります。

			内容	備考
1	4月	8日	オリエンテーション
2	4月	15日	社会的ジレンマとしての環境問題 地域環境問題アンケート	A4プリント(両面)1枚配布，仮想世界ゲーム割り振り(案)発表
3	4月	22日	環境配慮行動の規定因と普及に向けた説得的コミュニケーション 「共有地の悲劇」実習	A4プリント（両面）
4	5月	13日	環境配慮行動の実行と態度形成・グリーンコンシューマーの普及 レポートで取り上げた環境行動の評価
5	5月	20日	環境問題へのアクションリサーチ 環境配慮行動のアクションリサーチ計画立案
6	5月	27日	行政による環境政策と住民参加 学内の「環境」で考えてみる：フィールドワーク
7	6月	3日	(代替休講)
8	6月	10日	(代替休講)
9	6月	17日	シミュレーションによる環境行動分析(1) 仮想世界ゲームのルール説明
集中	6月	21日	シミュレーションによる環境行動分析(2-5)	Aコース参加者出席
集中	6月	22日	シミュレーションによる環境行動分析(2-5)	Bコース参加者出席
10	6月	24日	シミュレーションによる環境行動分析(6) 仮想世界ゲームの振り返り	資料(B5サイズ８ページ組，A4）
11	7月	1日	シミュレーションによる環境行動分析(7) 世論調査項目の作成とインタビュー
12	7月	8日	総括1	レポート提出
13	7月	15日	総括2
14	7月	22日	(代替休講)
15	7月	23日	(代替休講)

受講上の注意点(4月8日説明)

• 受講者の人数にあわせ、授業形態を考慮する。予定の内容は，おおよその目安とする。
• 本授業にかかわるタイムリーな社会的イベントや担当者の杉浦自身がかかわる最新・最先端の研究活動にあわせ，適宜順番を入れ替えたり，内容を変更したりすることがあります。
• 受講人数により，実施するゲーミング等の演習内容を設定する。
• 演習内容の展開や受講者の要望により，授業内容の構成を変更することがある。
• 担当者がかかわる研究プロジェクト等を授業内で取り扱う。
• 授業での実施内容・成果は，研究プロジェクト等に還元されることがある。
• レポートは，メールで提出を求めることがある。
• 講義情報をホームページでお知らせする。適宜閲覧すること。
• その他，講義時間中で受講上の留意点を説明する。
• 「履修に関する説明書」（このプリント）を良く読み，理解した上で受講票を提出すること。

過去のお知らせ

• 仮想世界ゲームは6月21日，22日で，割り振りがうまくできそうです。1，3年生の都合も特に問題がなかったので，この日程で行きます。教室は家政共同教員研究室(美技家棟４F）に変更となりました。全員入ると少し窮屈ですが，共通棟も空き部屋がないようですので，ご了承ください。(2008/04/15)

• 講義がスタートです。本ページの開設学年と単位数の表記に一部誤りがありましたので，訂正しました。スケジュールは講義時に配布するプリントに従ってください。現在はシラバスに掲載したとおりになっています。追ってこのページも更新します。(2008/04/08)

• 本ページを立ち上げました。(2008/02/23)

教科書・参考書等：

教科書　使用しない
参考書

• 広瀬幸雄(著）「環境と消費の社会心理学」　名古屋大学出版会
• 広瀬幸雄(編著）「シミュレーション世界の社会心理学」　ナカニシヤ出版
• 矢守克也・吉川肇子・網代剛(著)　『防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション』ナカニシヤ出版
• テャルディーニ, R. (著)　『影響力の武器：なぜ，人は動かされるのか』誠心書房

• 杉浦淳吉(著) 「環境配慮の社会心理学」ナカニシヤ出版
• 中谷内一也（著）「環境リスク心理学」　ナカニシヤ出版
• 新井潔ほか（著）「ゲーミングシミュレーション」　日科技連

評価方法：

　授業への積極的参加(授業各回における課題レポートを含む)（60点）、および試験（報告書審査）（40点）による。講義内容に関する独創的な成果や講義に対する顕著な貢献を残した受講者には、30点を限度として加点することがある。

備考：

受講者の人数にあわせ、授業形態を考える。
講義に関する情報提供を http://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので、受講者はみておいて下さい。