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Last update 2009/07/14

生活環境論2009

学年：2年　 単位：b2　　　 担当者： 杉浦淳吉
美術技術家政棟4F　家政共同研究室

授業目標・概要：

地域の生活環境問題における環境配慮行動の普及について、行動科学的アプローチによる理解をめざす。まず、社会的ジレンマとしての環境問題の枠組みを示し、態度・行動理論から環境配慮行動の規定因について検討する。購買行動、ゴミ排出行動、節水・排水行動など身近な生活環境の問題について，地球温暖化問題といったグローバルな環境問題との関連を，シミュレーション＆ゲーミングの手法を用いて理解する。環境教育の可能性についても随時触れながら検討する。

お知らせ

• レポートの様式ファイル→ダウンロード

• 1　レジュメの書き方
  授業時に配布したプリントの様式に従い，個人は1ページ丁度に，グループは2ページ丁度に収まるように作成する。余白は上下左右25mmずつ確保する。なお，このプリントのファイルは杉浦のホームページ(生活環境論2009)からダウロード可。
  2　課題の内容と研究方法
  広い意味での「生活環境」に関する問い(各個人で作成)をもとに，研究計画をたてる。方法はインタビュー調査を原則とするが，事例に応じて質問紙調査や観察などを併用または単独で用いることも可とする。個人またはグループで研究を行い，発表する。
  なるべく多様な意見が集められるよう配慮する。インタビュー調査を行うにあたっては，質問票(アンケート形式)を作成する。インタビューの際には，回答者の発言にはどのような根拠があるのかを探るようにする。分析の際には，それぞれのテーマに関してどのような価値観が背景にあるのか，整理する。メンバー1人につき少なくとも3名にインタビューする(テーマによっては，この限りではない)。
  レジュメには，科学論文の形式に準じ，目的・方法・結果・考察の内容が含まれていること。書き方は各自にまかせるが，エッセーのようなレジュメにならないこと。
  3　発表の形式
  6月23日の授業時において，個人発表が14，グループ発表が7で，合計21発表が必要であることがわかった。研究数の関係から，2日間に分けて発表会を実施するが，第14回(7月21日)と第15回(8月4日)の授業日が離れていることから，次のように発表会を設定する。どちらで発表するか，発表順や会場の割り振りなどは，本日7月14日の授業時に調整し，決定する。
  7月21日(火)　ラウンドテーブル形式：3会場に分かれ，各3つの研究発表(各30分)を予定
  ※ラウンドテーブルは，他の参加者と共にテーブルを囲み，発表者は「こんなことをやってみました」という話題提供を行い，それについての討論を行う。研究成果を最終的にまとめる前段階の発表でよい。暫定的なレジュメを15部ずつ用意し，それぞれの会場で配布。レジュメは，この討論の内容を反映させるとよい。なお，この日までに最終的な研究発表タイトルを提出。
  8月4日(火)　口頭発表形式(12発表，個人6分・グループ8分程度)　1会場，個人・グループが順に発表，全員で発表をきく。
  4　レジュメの作成
  7月31日(金)午後1時までに，レジュメ原稿を杉浦まで提出する。メール添付で送付してもよい。個人14件(各1枚)，グループ7件(各2枚)なので，28ページのレジュメ集ができる予定。8月4日の授業時に配布する。メールの宛先： jsugiura@auecc.aichi-edu.ac.jp
  5　個人のレポート
  　個人・グループ発表のレジュメとは別に，レポートを提出する。分量はA4で1枚以上，表紙はつけない。タイトルを「生活環境論総括」とし，各自でサブタイトルを考える。左上を綴じる。個人・グループでの研究を含め，この演習全体で学んだことなどを総括する。グループ研究の場合は，その中でどのような貢献をしたのかも記述する。8月4日授業終了時に提出。

• 過去のお知らせへ

スケジュール/実施記録

受講上の注意点

• 受講者の人数にあわせ、授業形態を考慮する。予定の内容は，おおよその目安とする。
• 本授業にかかわるタイムリーな社会的イベントや担当者の杉浦自身がかかわる最新の研究活動にあわせ，適宜順番を入れ替えたり，内容を変更したりすることがある。
• 受講人数により，実施するゲーミング等の演習内容を設定する。
• 演習内容の展開や受講者の要望により，授業内容の構成を変更することがある。
• 担当者がかかわる研究プロジェクト等を授業内で取り扱う。
• 授業での実施内容・成果は，研究プロジェクト等に還元されることがある。
• レポートは，メールで提出を求めることがある。
• 講義情報をホームページでお知らせする。適宜閲覧すること。
• その他，講義時間中で受講上の留意点を説明する。
• 「履修に関する説明書」（このプリント）を良く読み，理解した上で受講票を提出すること。

過去のお知らせ

• 最終課題(暫定版)です。随時アップデートしていきます。(2009/6/23)
  1　テーマと方法
  広い意味での「生活環境」に関する問い(各個人で作成)をもとに，研究計画をたてる。方法はインタビュー調査とする。
  2　調査主体
  本日(6月23日)の授業時間内で，類似した問いを共有する(共有できる可能性がある)人とグループを作る。グループの人数は2〜5名とする。個人で行ってもよい。
  3　インタビューの方法
  なるべく多様な意見が集められるよう配慮する。質問票(アンケート形式)を作成する(後で提出する)。
  4　インタビューのポイント
  　インタビューの際には，回答者の発言にはどのような根拠があるのかを探るようにする。分析の際には，それぞれのテーマに関してどのような価値観が背景にあるのか，整理する。メンバー1人につき少なくとも3名にインタビューする(テーマによっては，この限りではない)。
  5　レジュメの作成と発表
  レジュメを作成し，発表する（Ａ４で2枚）。発表時間は，グループと個人の研究数で調整する。様式については，後日連絡する。また，グループの場合も人数に応じて時間を調整する。
  グループの場合　Ａ４で2枚　発表時間　約15分(質疑含む)
  個人の場合　Ａ４で1枚(または2枚)　発表時間　約8分(質疑含む)
  発表日　7月21日，8月4日の授業時を予定
  6　レポート
  　発表用のレジュメとは別に，個人単位で総括的なレポートをまとめる。グループで行った場合は，どのような貢献をしたかも記述する。書き方の詳細は後日連絡する。
  
  

• 2限の調理実習との兼ね合いで，以下のように授業を行います。6月23日の授業時に提出した希望日に出席してください。ゲーム参加日は昼食を済ませて12時に集合してください。
  6月30日　2限に調理実習がない人→「キープクール」(12:00〜14:50)　7月7日はお休み
  7月7日　2限に調理実習がない人→「キープクール」(12:00〜14:50)　6月30日はお休み

• 課題：生活環境に関する問いを７つ(前後）考えて，Ａ４サイズの用紙にアンケート調査の形式でまとめてくる。(2009/06/16)

• 次回までの課題です。(2009/04/28)
  １　大竹・広瀬(2005)論文を，カラーマーカーで線を引きながら読む。疑問点や気づいた点にコメントをリストアップしておく。
  ２　社会的ジレンマの例を実生活の中で見つけ，リストアップする。なぜそれが社会的ジレンマかを考えておく。

• オリエンテーションを実施しました。36名の方から受講票の提出がありました。(2009/04/14)

• このページを立ち上げました。(2009/02/04)

教科書・参考書等：

教科書

• 大竹庫一・広瀬幸雄(2005) 高等学校における環境教育としての産業廃棄物ゲームとその教育評価　シミュレーション＆ゲーミング, 15, 15-23
• 依藤佳世・広瀬幸雄(2002)　子どものごみ減量行動を規定する要因について　環境教育, 12, 26-36.
• 高橋直(1996) ある商店街におけるゴミ捨て行動への介入の試み　心理学研究, 67, 94-101.

参考書

• 広瀬幸雄(1995)　環境と消費の社会心理学　名古屋大学出版会
• チャルディーニ, R. (1988)　影響力の武器：なぜ，人は動かされるのか　誠心書房
• 杉浦淳吉(2003) 　環境配慮の社会心理学　ナカニシヤ出版
• 朝日新聞社(2000) 新心理学がわかる[現場から]　朝日新聞社
• 末永俊郎(1987)　社会心理学研究入門　東京大学出版会　
• 杉浦淳吉(2008)　利害調整ゲーム『ステークホルダー』の開発とその展開　日本シミュレーション＆ゲーミング学会全国大会論文報告集, 2008年秋号, 25-28.
• 杉浦淳吉 (2008)　集団決定場面における個人選好の反映を可視化するシステム開発の試み−自律した食品選択支援の観点から− 愛知教育大学家政教育講座研究紀要, 37, 1-14.

評価方法：

　授業への積極的参加(授業各回における課題レポートを含む)（60点）、および試験（報告書審査）（40点）による。講義内容に関する独創的な成果や講義に対する顕著な貢献を残した受講者には、30点を限度として加点することがある。

備考：

受講者の人数にあわせ、授業形態を考える。