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Last Update 2013/7/18

社会学�T　(2013年度)　

文学部ほか　水曜日1時限　日吉D３０８　

授業概要

テーマとして環境問題をとりあげ，そこから社会についての理解をめざす。ここでは社会心理学的なアプローチを援用し，ミクロな個人の行動とマクロな社会現象との関係から環境問題をとらえる。また，環境問題は単独の問題ではなく，生活，経済，政治などあらゆる社会現象と密接にかかわっている。以上のような観点から「循環型社会」や「地球温暖化」として語られる問題の構造を理解することを通じて社会学の発想を身につけ，社会が抱える課題の発見や課題の整理ができるようにする。

お知らせ

• keio.jpの授業支援機能を試行的に使い始めました。以下のレポート課題について，アップしてあります。基本的にはすでにお知らせしてあるとおりですが，keio.jpで提出していただく場合には締切を最終授業時ではなく，定期試験日まで延長します。システムに不慣れなため，受講の皆さんにはご不便をおかけしますが，何とぞご理解ください。(2013/6/24)

• レポート課題（2013/6/14)
  テキスト11，12，13章のうち1つを選び，内容についてコメントする。(経験等を踏まえ考えを述べる)。
  A4 1枚（表紙はつけない）　7月11日の授業時に提出。当日都合が悪い場合はそれ以前の授業またはメール添付で事前に提出する。試験日まではレポートの提出は受け付ける（減点の対象）。
  
  ※6月13日の授業でデモンストレーションを行ったクロスロードについては，これを各自で実施してみた結果をレポートの内容に反映させてもよいことを，当日の授業でも補足しました。

• 比較的少人数でスタートしたこの講義も折り返しを過ぎました。後半はゲーミングの演習を取り上げていきますが，ルールやそれが開発された背景を知ることによりゲームを通じて社会を理解することにあります。あくまで講義の一環です。(2013/6/4)

• WEB登録された方々のリストをいただきました。初回の講義で配布した「受講票」を提出していなかった方は2回目の講義で必ず提出してください。初回に受講票を提出された方でWEB登録されなかった方については，追加申告が可能です（学籍番号を掲示していただく予定です）。（2013/4/15)

• 初回の前半の回に来られた方には，短縮のことを理解しておらず，申し訳ありませんでした。前半・後半ともに受講票(受講される可能性のある方）は30名未満でしたので，あわせても60名を越えることにはならないと思いますが，前半の方には30名未満の受講者数を想定した内容の構想についてお話してしまいました。第2回(4月18日)の講義時に，改めて講義計画について説明いたします。なお，初回（前半あるいは後半）に出席されなかった方の追加履修申請は受け付けませんので，あしからずご了承ください。(2013/4/11)

• 本ページを立ち上げました。(2013/4/8)

授業スケジュール／記録

		授業計画(項目・内容)	備考
1	4月11日	イントロダクション	シラバス配布
2	4月18日	環境問題のリスクの認識 リスク対処行動の理解としての廃棄物ゲーム
3	4月25日	社会的ジレンマとしての環境問題 廃棄物ゲームの振り返り　テキスト第2章
4	5月2日	援助行動としての環境問題 テキスト第1章と2章
5	5月9日	態度と行動の一致と不一致 テキスト第2章と3章
6	5月16日	環境コミュニケーション テキスト第3章と4章
7	5月23日	環境行動を阻害する要因 説得と依頼　テキスト7章 説得納得ゲーム
8	5月30日	環境行動の動機と意図 説得納得ゲームの振り返り テキスト第7章
9	6月6日	環境問題へのアクションリサーチ テキスト第8章
10	6月13日	環境ボランティアとエンパワーメント テキスト第9章，クロスロード循環型社会編
11	6月20日	環境計画への市民参加 テキスト第10章
12	6月27日	環境教育の意義と効果 ステークホルダーズ循環型社会編
13	7月4日	社会運動の意義と効果 キープクール(前半)
14	7月11日	企業の環境問題への貢献 キープクール(後半)　まとめ
15		まとめ

教科書・教材・参考文献　等

『環境行動の社会心理学−環境に向き合う人間のこころと行動』広瀬幸雄(編著)　 北大路書房2008年　ISBN978-4-7628-2594-1

成績評価方法・基準

試験(60％)，レポート （20%），講義内での演習（20％）により評価する。

質問への対応(オフィスアワー等)

講義担当時間内はもちろんのこと，前後およびメールで質問に対応します。詳しく最初の時間に説明します。

履修者へのコメント

講義内容と現実の問題とを関連づけて考えられるようにしていきましょう。