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Last Update 2013/11/26

社会心理学特殊�X/�Y　(2013年度)　

ゲーミングで学ぶリスク・コミュニケーション

文学部　社会学専攻　2〜4年　水曜日2時限　４４３　

授業概要

健康・環境・災害などに関するリスクへの関心が高まり，そうしたリスクを共有し解決しくためのコミュニケーションが求められている。ここでは，リスク・コミュニケーションについて，ゲーミング・シミュレーションの手法を中心に，その理論と実際のトレーニング手法について学んでいく。

お知らせ

• 第1回講義は，国際学会に出席のため，休講です。補講については追ってご連絡します。(2013/9/17)

• 秋学期の第1回講義は，国際学会に出席のため，休講の予定です。補講については追ってご連絡します。以上，正式アナウンスに先立ち，予告です。(2013/7/23)

• 過去のお知らせへ

授業スケジュール／記録

社会心理学特殊�Y（秋学期）

		授業計画(項目・内容)	備考
1	9月25　日	イントロダクション　ゲーミングによる社会心理学の研究	休講
2	10月2日	競争と協同に関する実習(1) 「大富豪」による実験
3	10月9日	競争と協同に関する実習(2) 「階層間移動」による実験
4	10月16日	競争と協同に関する実習(3) リスク・コミュニケーションの実際(自習)	台風による全学休講
5	10月23日	競争と協同についての振り返り Battle ship/ 感染地図
6	10月30日	利害調整と合意形成に関する実習(1) 「ビルディング・メッセンジャー」による情報の共有
7	11月6日	利害調整と合意形成に関する実習(2) 「ビバトッポ」によるディブリーフィングの実際
8	11月13日	利害調整と合意形成に関する実習(3) 「ブロックワーク」「合作広報文」によるファシリテーションの実際	2つのグループに分かれ，実施方法を検討
9	11月27日	ゲーミングを活用した研修プログラム 実施した演習の総括と展開
10	12月4日	ゲーミングのデザイン(1)
11	12月11日	ゲーミングのデザイン(2)
12	12月18日	ゲーミングのデザイン(3)
13	12月25日	ゲーミングの発表(1)
14	1月8日	ゲーミングの発表(2)
15		まとめ

社会心理学特殊�X(春学期)

		授業計画(項目・内容)	備考
1	4月10日	イントロダクション　ゲームで学ぶということ	シラバス配布 Kriz氏の2つの演習
2	4月17日	リスク・コミュニケーションとは 「印象に残る自己紹介」，「オープンQクローズドQ」	アンゲーム
3	4月24日	説得的コミュニケーションの理論 「説得納得ゲーム」（オリジナル）
4	5月1日	説得的コミュニケーションに関するゲーミング 説得納得ゲームの解説
5	5月8日	経験学習の概念と支援方法 �@「わいわいホーム食中毒事件」	レポート課題1
6	5月15日	リスク・コミュニケーションの実習(1) �A「BARNGA」	レポート課題2
7	5月22日	リスク・コミュニケーションの実習(2) �B「ツナゲー」	レポート課題3
8	5月29日	リスク・コミュニケーションの実習(3) �C「スモールポテト」�D「あかとあお」	レポート課題4，5 課題1の返却とコメント
9	6月5日	研修プログラムのデザイン テキスト4章，�E「クロスロード」	課題2の返却とコメント／神戸編，循環型社会編(課題6)
10	6月12日	リスク・コミュニケーションの実習(4) �F「宝物紹介」「となりに伝えて」	課題7
11	6月19日	リスク・コミュニケーションの実習(5) �G「ハコノリ」	課題8
12	6月26日	リスク・コミュニケーションの実習(6) �H「ステークホルダーズ」(予定)	課題9
13	7月3日	ファシリテーションとディブリーフィング レポートの読み合わせによる
14	7月10日	実習課題の評価 演習の総括，thirty five, ICHIBA
15		全体の振り返り（まとめ）

教科書・教材・参考文献　等

『リスク・コミュニケーション・トレーニング−ゲーミングによる体験型研修のススメ』吉川肇子(編著)　ナカニシヤ出版　2012年　ISBN978-4-7795-0697-0

『クロスロード・ネクスト　続：ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション』　吉川肇子・矢守克也・杉浦淳吉(著)　2009年　ナカニシヤ出版　ISBN978-4-7795-0304-7

『人間科学研究法ハンドブック』高橋ほか編著　ナカニシヤ出版　2012年
　ISBN978-4-7795-0419-8

成績評価方法・基準

講義での実習への参加(50％)およびレポート(50％)により評価する。レポートは実習6回分程度と全体の総括を作成する。遅刻は認めない。

質問への対応(オフィスアワー等)

講義担当時間内はもちろんのこと，前後およびメールで質問に対応します。詳しく最初の時間に説明します。

履修者へのコメント

ゲームの経験をもとにレポートを作成しながら学んでいきます。

過去のお知らせ

• 実習レポートが合計で60点とお伝えしました。全体での評価は実習への参加50％，レポート50％ですが，実習レポートにより参加点30点とレポート点30点です。残りの参加点（20点）はレポート課題の対象としない実習（説得納得ゲーム）など授業への参加を評価します。また，全体をまとめるレポートは，keio.jpで提出していただきます。(2013/6/25)

• クロスロードは当初予定に入れていませんでしたが，秋学期の「特殊�Y」への展開なども含め，受講者の皆さんに体験と理解をしていただきたかったということがあり，半分の50分程度の時間を確保して，クロスロードのエッセンスと簡単なデモンストレーションを，神戸編と循環型社会編を事例として扱うことにしました（やるとしたら，この回しかなかったので）。クロスロードはレポート対象の「課題６」としておきます。(2013/6/5)

• レポートの書き方についてのメモ。(2013/6/5)
  1)タイトルを工夫する。あくまで自分が「こういう演習を経験した」ということを後に端的に振り返られるようなフレーズを考える。
  2)演習が本来もつ目的(テキストに書いてあること）はあるが，自分が経験した上で「この演習の目的は○○だった」と思えたこと（そういうことを思ってください）を自分の言葉でまとめておく。
  3)方法も，テキストの丸写しにならないよう，ある程度要約してもいいので手順のポイントを自分なりにまとめておく。
  4)結果については全体で整理していないので，どちらかといえば個人の感想になりがちであるが，次のように書くとよい。まず全体がどのような状況で進められたのか，グループが複数あれば自分が所属したグループはどうだったか。その際，「私」「私たち」という言葉を使わずに表してみる。レポートはまず客観的に記述すべきであるが，「私」を表現する場合は，たとえば「プレーヤとして参加した筆者は，次のような感想をもった」などと断って，ゲームを説明するための主観的なデータとして，全体の流れと区別できるように記述する。また，「他のグループの子が」「先生が」といった表現も，その演習の中での役割の概念で説明する。「他の参加者が」「ファシリテータが（または進行係が）」など。
  5)考察のところで初めて出てくる事実の紹介ということがある。考察で使用する事実の記述は，まず結果のところで整理しておく。
  6)各自の経験（たとえば，海外旅行やアルバイトのこと）を例示するのは大変よい。その時に，演習での経験(演習が表していること)と現実世界での出来事(経験)とがどのように対応するのかをうまく整理できるとよいレポートになる。
  7)箇条書きだけで終わらせない。箇条書きの必要があるときは，箇条書きを宣言したり，箇条書きを終えたところで，そこで挙げられた内容についてコメントしたりする。

• レポートを書くことの目的は，体験した演習を言語化することにより，そのプロセスを改めて考えて整理するということにあります。レポートの課題のことも考慮にいれ，内容について少し再編します。(2013/6/4)

• シラバスにおいて，評価は実習レポート6回分程度という説明をしています。そのことは変わりませんが，当初６回程度を予定していたより多くの種類の課題を実施します。人数的な要因と，それに関連して参加される方の理解の進み具合がよいということもあり，8回目のように2つの演習を実施することも可能になったためです。レポートは6回分出してください。提出された6回分をもとに評価をしますが，7回分以上提出していただいても構いません。というか毎回レポートは書いておいた方がよいです。添削してお返しします。(2013/5/29)

• 初回の授業がおわりました。受講者は19名となりました。前半は授業計画などの説明をし，後半は「ゲームで学ぶということ」について講義しました。(2013/4/10)

• 本ページを立ち上げました。(2013/4/8)