授業目標・概要：
共生社会の実現のために解決すべき諸問題を，「生活・環境・情報」という視点から学際的・実践的に考察する．
授業計画・内容：
1. 生活と環境
2. 環境配慮の消費行動
3. 生活と安全
4. 21世紀の食糧(食品)問題
5. 生活と情報
6. 商品の安全性と表示
7. 生活と企業行動
8. 消費生活の諸問題
教科書・参考書等：
教科書 オリエンテーション時に指示する。
参考書 授業中に随時紹介する
評価方法：
試験，レポートおよび授業への参加態度により総合的に行う．
備考：講義に関する情報提供をhttp://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので，受講者はみておいて下さい．
授業目標・概要：
社会における葛藤と共存をシミュレートしたゲームを体験しながら，共生社会の行動的側面を理解する．とりわけ，社会心理学をベースとした講義を行う．
授業計画・内容：
受講生は「仮想世界ゲーム」というミニ世界の中で，消費者・企業経営者・穀物メジャーなどの役割を担いながら，飢餓，貧困，テロ，経済競争，環境汚染などを体験する．ゲーム体験をもとに，ゲーム中の消費・環境に関わる出来事について分析・考察していく．他にも，いくつかのゲーミング・シミュレーションを用いる．こうしたゲーム体験を通じて，私益と共益の葛藤を乗り越え，共生社会を実現するための方略を展望する．
教科書・参考書等：
教科書 広瀬幸雄(編著)『シミュレーション世界の社会心理学―ゲームで解く葛藤と共存』ナカニシヤ出版 1997
参考書 授業中に適宜紹介する．
評価方法：「仮想世界ゲーム」をはじめ各種ゲームへの参加とそのレポートによる．
備考：ゲーム参加には教科書が必要ですので，早めに購入しておいてください．
講義に関する情報提供をhttp://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので，受講者はみておいて下さい．
授業目標・概要：
グループダイナミックス(集団力学)の基礎，とりわけ理論的側面に焦点をあて，講義する．また，現代生活の諸問題，とりわけ合意形成について，グループダイナミックス的視点から考察する．さらに，2年次必修科目の「共生社会行動論」で取り扱った内容について，さらに理解を深めることを目的とする．
授業計画・内容：
1. グループダイナミックス（集団力学）とは何か
2. 集団の定義と基本過程
3. 集団の機能と構造
4. 集団間に生じる認知過程
5. 集団における意思決定と社会的影響
6. 集団間の葛藤と協同
7. 現代生活の問題の諸問題とグループダイナミックス
教科書・参考書等：
教科書
広瀬幸雄(編著)『シミュレーション世界の社会心理学―ゲームで解く葛藤と共存』ナカニシヤ出版 1997
亀田達也(著) 『合議の知を求めて グループの意思決定』共立出版
参考書 亀田達也･村田光二(著)『複雑さに挑む社会心理学』有斐閣 2000
評価方法
試験およびレポートによる．試験は授業終盤の授業時間中に実施する．
備考：「共生社会行動論」(コース必修)を受講していることを前提に展開する．
講義に関する情報提供をhttp://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので，受講者はみておいて下さい．
授業目標・概要：
社会調査の意義，理論，および具体的方法について，実際の社会調査を取り上げながら理解する．サンプリングや評定尺度法などの理論的理解，社会調査の実査にともなう実務的な側面の理解，調査における倫理的問題の理解をめざし，社会調査をコーディネートするための基礎を修得する．この講義により，1)実際に社会調査を実施する際に対応できるようにすること，2)実際の社会調査の結果を的確に解読できるようにすることをめざす．
授業計画・内容：
1．社会調査とは何か：オリエンテーションと社会調査の意義
2．社会調査の計画：問題設定と倫理的問題について
3．社会調査の方法：調査の実際
4．調査対象者の選定：サンプリングについて
5．調査票の作成：質問紙の実例
6．測定尺度の構成
7．データの集計と分析
8．報告書の作成
教科書・参考書等：
教科書 大谷信介ほか編著 「社会調査へのアプローチ 理論と方法」ミネルヴァ書房
参考書 授業中に適宜紹介する
評価方法：
試験およびレポートによる．試験は授業終盤の授業時間中に実施する．試験結果はフィードバックし，到達度により再試験としてレポートを課す．
備考：社会福祉士受験資格における社会福祉援助技術各論Ⅱに相当する．
講義に関する情報提供をhttp://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので，受講者はみておいて下さい．
授業目標・概要：
地域の生活環境問題における環境配慮行動の普及について，心理学的アプローチによる理解をめざす．まず，社会的ジレンマとしての環境問題の枠組みを示し，態度・行動理論から環境配慮行動の規定因について検討する．次に，購買行動，ゴミ排出行動，節水・排水行動など具体例を取り上げ，受講者の身近な事例と関連させながら考察する．受講者の発表とそれに対する解説を中心とした授業形式をとる．ゲーミングによる生活環境の理解と環境教育の可能性についても随時触れながら検討する．
授業計画・内容：
1．環境問題への環境社会心理学的接近と社会的ジレンマとしての環境問題
2．環境を配慮した消費の意思決定に関する態度・行動
3．環境を配慮した消費行動に関する研究事例の紹介
4．身近な環境配慮行動に関する事例分析
5．ゲーミング・シミュレーションによる環境理解と環境教育：まとめ
教科書・参考書等：
教科書 広瀬幸雄（著）「環境と消費の社会心理学」 名古屋大学出版会
参考書 岩田紀（編著）「快適環境の社会心理学」 ナカニシヤ出版
新井潔ほか(著) 「ゲーミングシミュレーション」 日科技連
評価方法：
授業における発表，試験等により総合的に評価する．試験は授業終盤の授業時間中に実施する．試験結果はフィードバックする．到達度により再試験としてレポートを課す．
備考：受講者の人数にあわせ，授業形態を考える．
講義に関する情報提供をhttp://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので，受講者はみておいて下さい．
授業目標・概要：
消費行動について，社会心理学的に検討する．消費行動の諸側面についてテキストを購読しながら各自が関連する事例を調査し，テキストの内容とあわせて報告する．
授業計画・内容：
1．消費行動の社会心理学
2．消費行動における価値志向
3．消費行動における個人内過程
4．消費行動における個人間過程
5．企業のコミュニケーション対応と消費行動
6．地域性と消費行動
7．文化と消費行動
教科書・参考書等：
教科書 竹村和久(編集)「消費行動の社会心理学」北大路書房
参考書 杉本徹雄(編著)「消費者理解のための心理学」福村出版
評価方法：
授業における発表，レポート等により総合的に評価する．
備考：主として，消費生活履修モデルを対象とする．受講者の人数にあわせ，授業形態を考える．
授業目標・概要
消費・環境に関する情報と行動に関する研究方法を学ぶ．研究技法として，とりわけゲーミング・シミュレーションに重点をおく．
授業計画・内容
詳細については，受講者と相談しながら進めていく．
共生社会コースの理念を鑑み，最先端の事例を取り入れながら進める．
1．消費・環境に関連した情報の収集
2．人間科学における研究方法(観察法，面接法，調査法，実験法)の理解
3．フィールドワークによる事例収集と分析方法
4．ゲーミングシミュレーションの方法と実践
教科書・参考書等：
教科書：高橋順一・渡辺文夫・大渕憲一(編著) 1998人間科学研究法ハンドブック ナカニシヤ出版
参考書：新井潔ほか(著) ゲーミングシミュレーション 日科技連出版社
Greenblat(著) 新井・兼田(訳) 1994 ゲーミング・シミュレーション作法 共立出版
評価方法：試験およびレポートによる．
備考：主として消費生活履修モデルを対象とする．「社会調査法」および「グループ・ダイナミックス」を並行受講すること．
講義に関する情報提供をhttp://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので，受講者はみておいて下さい．
授業目標・概要
｢消費環境研究Ⅰ｣を踏まえた上で，各自でテーマを探索しながら研究計画をたて，結果をまとめる．あわせて，関連する文献を購読する．
授業計画・内容
基本的には「消費環境研究Ⅰ」で取り扱った内容を，より深めていく．以下の点に着目しながらテーマ設定，研究計画の立案・実施・分析を行う．
1．環境情報が個人の消費行動に及ぼす影響
2．個人の消費行動がその後の個人の認知に及ぼす影響
3．ミクロな個人の消費行動がマクロな社会の動向に及ぼす影響
教科書・参考書等：
教科書：高橋順一・渡辺文夫・大渕憲一(編著) 1998人間科学研究法ハンドブック ナカニシヤ出版
参考書： 随時紹介していく
評価方法：
授業への主体的・積極的参加．レポート，試験による．
備考：「消費環境研究Ⅰ」を履修し，単位取得の要件を満たしている者に限る．主として消費生活履修モデルを対象とする．「消費行動演習」，「生活環境論」を並行受講すること．
授業目標・概要
｢消費環境研究Ⅱ｣を踏まえ，各自のテーマで研究にかかわる知見と研究技法を学び，テーマを設定して研究を遂行する．とりわけ，研究を進めるプロセスを意識し，研究を行うことそのものについても検討していく．
授業計画・内容
1．テーマ設定と関連文献の購読
2．消費・環境に関するテーマ設定と研究計画の立案
3．消費・環境に関する具体的事例の収集
4．事例分析に必要な方法の選択と調査実施・分析
教科書・参考書等：
「環境行動研究Ⅱ」でのテキストを引き継ぐ．
評価方法：授業への主体的・積極的参加およびレポート
備考：「環境行動研究Ⅱ」を履修し，単位取得の要件を満たしている者に限る．
主として消費生活履修モデルを対象とする．
授業目標・概要
｢消費環境研究Ⅲ｣を踏まえ，各自のテーマで研究にかかわる知見と研究技法を学び，調査の実施・分析，プレゼンテーションのスキルを習得する．
授業計画・内容
1.フィールドワークの実施
2.調査データの分析と考察
3.成果報告の構成と執筆
4.成果の報告：プレゼンテーション
教科書・参考書等：
「環境行動研究Ⅲ」でのテキストを引き継ぐ．
評価方法：授業への主体的・積極的参加およびレポート
備考：「環境行動研究Ⅲ」を履修し，単位取得の要件を満たしている者に限る．主として消費生活履修モデルを対象とする．