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Last Update 2007/06/20

社会心理学特論　中京大学大学院心理学研究科

担当　杉浦淳吉(中京大学・非常勤講師／愛知教育大学・准教授)
月曜日6限　18:20〜19:50→17:50〜19:20に繰り上げて実施

お知らせ

• 第4回と第5回では，説得納得ゲームの相互観察版を実施し，その結果をモデル化して分析を行いました。今回は受講者が少数でしたが，説得納得のやりとりを詳しく分析することができました。次回から，クロスロードの実習と分析に移ります。(2007/05/22)

• 第3回。説得納得ゲームの報告書をテキストとして，概要の説明と質疑を行ったら，1コマ９０分があっという間に過ぎてしまいました。有益な質問をありがとうございました。連休明けにはビジュアルなデータも紹介します。そして少人数でできるものをやってみましょう。☆テキストをもう一度概観して，気になったところを読んでチェックしてくることが課題です。(2007/04/26)

• この社会心理学特論，今年で5年目になりますが，2004年度から2006年度までのオリエンテーション原稿や記録を含めて2003年度のページに継ぎ足し，過去4カ年分をまとめておきました。これまでの講義をどのように運営したのか思い出そうとしたことが発端。(2007/04/18)

• 講義が始まりました。受講者は4名で，この人数にあわせて内容を調整します。6限の設定ですが，通常の設定よりも30分早く開始することが受講者全員と担当者によって合意され，教室の都合もつきますので，17：50から講義を始めることにします。(2007/04/17)

• 本ページを立ち上げました。ただいま，準備中です。2004〜2006年度までは特にページを設定してきませんでしたが，参考までに2003年度へのリンクをはっておきます。当時は，社会心理学特論は�Tと�Uにわかれていて，年度途中(秋頃)になって急遽担当が決まり，いずれも集中講義で実施しました。2003年度社会心理学特論(2007/03/28)

授業の概要

　ゴミ問題や地球温暖化問題といった環境問題，消費者問題，健康増進，防災対策など，社会的問題をトピックとして，社会心理学からアプローチする。とりわけ，社会心理学の様々な道具(理論)を用いてコミュニケーションをデザインし，その実践と分析方法について考察する。

　研究方法として，ゲーミング・シミュレーションを紹介し，対人的コミュニケーション，集団における意思決定，交渉といった社会心理学のトピックスを扱い，同時に，ゲーミングの教育への利用についても考察する。

　とりわけ「説得納得ゲーム」をマスターする。その後，このゲームの応用，例えば社会的スキル向上のトレーニング，交渉技術，アサーションなどを考え，最終的には各自の関心に基づき，このゲームのデザインを試みる。

授業スケジュール

スケジュールと記録

回	日程	内容(予定/記録) 講義の趣旨・記録	備考
1	4月9日	オリエンテーション	シラバスの配布
2	4月16日	集団理解のためのゲーミング 『ダウト』および『廃棄物ゲーム』の実習を通じて，社会的ジレンマをはじめ社会現象を記述・再現するシステムを理解する。	『廃棄物ゲーム』資料一式，『ダウト』ルール(1枚)，ゲーミング資料(1枚）
3	4月23日	説得納得ゲームによる問題の整理：概観 このゲームの報告書をもとに過去の研究をレビューし，ゲームが扱うシステムを理解する。	『説得納得ゲーム』に関する報告書(1冊)
4	5月7日	説得納得ゲームの事例と転用可能性の検討 映像や写真で事例を紹介しながら，それぞれのフィールドへの転用可能性を検討する。
5	5月14日	説得納得ゲームの実習 少人数で実施可能な説得納得ゲームの実習を行い，ゲーム内容を振り返る。	『説得納得ゲーム：相互観察版』(2003年度愛知淑徳大学バージョン)
6	5月21日	説得納得ゲームの分析 ゲーム結果を各自でモデル化したものを分析する。	参考文献『実践！アカデミックディベート』
7	5月28日	意見分布の予測と判断：実習 クロスロードのシステムを理解する。	『クロスロード：神戸編』『市民編』
8	6月4日	意見分布の予測と判断：分析 「終わらない対話」に関する考察	矢守, 2007『実験社会心理学研究』印刷中)
9	6月11日	ライフサイクルの記述システム 『人生すごろく』の方法と実際
10	6月18日	環境政策と交渉：実習1 キープクール実践1
11	6月25日	環境政策と交渉：実習2 キープクール実践1	5限・6限連続 （5限は7月9日の補講）
12	7月2日	環境政策と交渉：分析
13	7月9日	休講　6月25日5限に補講
14	7月23日	まとめ	意見の比較・対照