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Last Update 2014/6/6
消費行動と環境問題への対処からみる社会
文学部ほか 木曜1限 日吉D308 2単位
テーマとして環境問題をとりあげ,そこから社会についての理解をめざす。ここでは社会心理学的なアプローチを援用し,ミクロな個人の行動とマクロな社会現象との関係から環境問題をとらえる。また,環境問題は単独の問題ではなく,生活,経済,政治などあらゆる社会現象と密接にかかわっている。以上のような観点から「循環型社会」や「地球温暖化」として語られる問題の構造を理解することを通じて社会学の発想を身につけ,社会が抱える課題の発見や課題の整理ができるようにする。
授業計画(項目・内容) 備考 1 4月10日 イントロダクション 社会学へのアプローチ
2 4月17日 環境問題のリスクの認識
テキスト第1章 3 4月24日 社会的ジレンマとしての環境問題
演習「共有地の悲劇」講義内演習 4 5月1日 援助行動としての環境問題
社会的ジレンマとしての環境問題テキスト第2章 5 5月8日 態度と行動の一致と不一致
援助行動としての環境問題テキスト第3章 6 5月15日 環境コミュニケーション
態度と行動の一致と不一致
省エネ行動の抑制要因と対処(レポート)テキスト第4章
講義内演習(レポート)7 5月22日 環境行動を阻害する要因
環境コミュニケーションテキスト第5章 8 6月5日 環境行動の動機と意図
省エネ行動ワークショップ
テキスト第5章 9 6月12日 環境問題へのアクションリサーチ
省エネ行動ゲーム(実験)10 6月19日 環境ボランティアとエンパワーメント
省エネ行動ゲーム 振り返り11 6月26日 環境計画への市民参加
12 7月3日 環境教育の意義と効果
13 7月10日 社会運動の意義と効果
休講予定(国際学会) 14 7月17日 企業の環境問題への貢献
補 7月21日 補講 15 まとめ
『環境行動の社会心理学−環境に向き合う人間のこころと行動』広瀬幸雄(編著) 北大路書房2008年 ISBN978-4-7628-2594-1
試験(60%),レポート (20%),講義内での演習(20%)により評価する。
講義担当時間内はもちろんのこと,前後およびメールで質問に対応します。詳しく最初の時間に説明します。
講義内容と現実の問題とを関連づけて考えられるようにしていきましょう。