ボーフムに帰ってきました。往きはハノーファーでICEからICに乗り換えて約4時間半の道のりでしたが，帰りはハレからボーフムまで，ドイツを東から西へ横断する直通のICに乗って，エアフルト，アイゼナハ，カッセル，ゾーストなどを経由して5時間半かけて帰ってきました。車窓からは牧草地や新緑の山々，菜の花畑と移り変わる景色が本当に美しく，また途中何度も風力発電の風車をみました。ドルトムントあたりでは「ああ，帰ってきたなぁ」という実感がわきました。3週間ぶりのボーフムは新緑が芽生え明るく思えましたが，普段通りの街が普段通りに動いていて，自分の居場所に帰ってきたのだという実感がわきました。日本はもちろん懐かしく思うのですが，居場所というのは多分に相対的なもので，とりわけ未知な部分の多い外国においては慣れ親しんだところに愛着がより一層わくのでしょう。さて，昨日はハレが最後ということで，撤収作業をしたり，ハレの街を名残惜しみつつ散策をしたりしました。夜は，グンドラさんご夫妻がご自宅に夕食に招いてくださり，園田さんの歓迎会とあわせて送別会をしていただきました。Foljantyさんご夫妻も同席され，ドイツ語，英語，そして日本語の3カ国語が飛び交う夕食会になりました。Foljantyさんと園田さんは3カ国語，その他は英語と母語で会話をしました。ドイツ人の方が日本語を流暢に話される事に感心するのはもちろん本当に嬉しくなるのと同時に，私ももっとドイツ語が理解でき話せたらと思いました。今日はお昼頃にハレを発ちましたが，グンドラさんが見送りにきてくれました。本当にこの3週間，色々な方との出会いがありましたが，何よりグンドラさんご夫妻には本当に感謝のひとことです。ハレでの写真をみると，もうすでに夢のように思えます。(2005/04/23)
