Last update 2007/11/26
※共生社会コース(MS)
学年：3年 単位：b1 担当者： 杉浦淳吉
jsugiura@auecc.aichi-edu.ac.jp
地域の生活環境問題における環境配慮行動の普及について、心理学的アプローチによる理解をめざす。まず、社会的ジレンマとしての環境問題の枠組みを示し、態度・行動理論から環境配慮行動の規定因について検討する。購買行動、ゴミ排出行動、節水・排水行動など身近な生活環境の問題について，地球温暖化問題といったグローバルな環境問題と関係づけながら理解していく。受講者の発表とそれに対する解説を中心とした授業形式をとる。ゲーミングによる生活環境の理解と環境教育の可能性についても随時触れながら検討する。
※基本的には，もちろんシラバスに掲げた内容を扱っていきますが，本授業にかかわるタイムリーな社会的イベントや担当者の杉浦自身がかかわる最新・最先端の研究活動にあわせ，適宜順番を入れ替えたり，内容を変更したりすることがあります。
※過去の杉浦担当の授業(共生社会行動論2006，グループダイナミックス2007，消費環境研究Ⅰなど)も適宜参照してください。
内容 備考 1 10月 1日 オリエンテーション 2 10月 15日 社会的ジレンマとしての環境問題(1)
作業プリント 3 10月 22日 社会的ジレンマとしての環境問題(2)
調査項目案作業プリント（続き） 4 10月 29日 環境配慮行動の規定因
環境行動の調査票素案作成解説資料(環境配慮行動)A4両面 5 11月 5日 環境配慮行動の普及に向けた説得的コミュニケーション
クラス内調査の実施解説資料(説得)A4両面 6 11月 12日 環境配慮行動の実行と態度形成
碧南市の事例
クラス内調査の結果と考察解説資料(碧南調査)A4両面 7 11月 19日 グリーンコンシューマーの普及(1)
『エコハチとためちゃうすごろく』
学内エコ調査(フィールドワーク)5グループを編成 8 11月 26日 グリーンコンシューマーの普及(2)
グリコンガイドの作成プロセスと社会調査
フィールドワーク報告解説資料(天白グリコン)A4片面3枚，前回フィードバックA4両面(3面） 9 12月 3日 環境ボランティアによるリサイクルの普及
環境問題へのアクションリサーチ10 12月 10日 行政による環境政策と住民による評価
行政計画としみん会議(1)11 12月 17日 環境計画と市民参加
行政計画としみん会議(2)12 12月 25日 生活環境と防災
防災に関するフィールドワーク13 1月 9日（水） 行政・企業・NPOの連携
オフィスリサイクルネットワークの事例14 1月 28日 大学における環境対策 15 2月 4日 総括
教科書 使用しない
参考書
授業への積極的参加(授業各回における課題レポートを含む)（60点）、および試験（報告書審査）（40点）による。講義内容に関する独創的な成果や講義に対する顕著な貢献を残した受講者には、30点を限度として加点することがある。
受講者の人数にあわせ、授業形態を考える。
講義に関する情報提供を http://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので、受講者はみておいて下さい。