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生活環境論

Last update 2007/02/08

※共生社会コース(MS)・家庭専攻(S)合同　第1共通棟310／104(グループ作業)
担当：杉浦淳吉 jsugiura@auecc.aichi-edu.ac.jp

授業目標・概要：

地域の生活環境問題における環境配慮行動の普及について、心理学的アプローチによる理解をめざす。まず、社会的ジレンマとしての環境問題の枠組みを示し、態度・行動理論から環境配慮行動の規定因について検討する。次に、購買行動、ゴミ排出行動、節水・排水行動など具体例を取り上げ、受講者の身近な事例と関連させながら考察する。受講者の発表とそれに対する解説を中心とした授業形式をとる。ゲーミングによる生活環境の理解と環境教育の可能性についても随時触れながら検討する。→上記内容について，今年度の授業では，「エコ・スープ・パーティの企画」をテーマとした演習により，取り扱っていきます。新たなコンセプトをこの授業で創り上げていきますので，受講者の皆さんの積極的な参加を期待しています！

お知らせ

• 最終課題のレポート要領をBCCメールにて受講者の皆さんにお送りしました。ご確認ください。もし届いていないようでしたら，杉浦までメールで連絡ください。（2007/02/08)

• 最終課題を配布プリントのとおり発表しました。これ以降，補足情報があれば，この場でお知らせします。来週の授業が全体では最後になりますが，「エコスープパーティ」の企画コンペをやります。最終レポートの締め切りは2月末ですが，ひとまず現在決まっているところまでをプレゼンしていただきます。実際のパーティが企画書のとおりでなくても構いませんので，実際に実施した内容を最終レポートとしての報告書にまとめてください。（2007/01/29）

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スケジュール/実施記録

※基本的には，もちろんシラバスに掲げた内容を扱っていきますが，本授業にかかわるタイムリーな社会的イベントや担当者の杉浦自身がかかわる最新・最先端の研究活動にあわせ，適宜順番を入れ替えたり，内容を変更したりすることがあります。(2006/10/29)

※共生社会コースの方では杉浦担当の授業(共生社会生活論2004，共生社会行動論2005，グループダイナミックス2006，消費環境研究�Tなど)を受講されている方もおられます。授業の構成上，一部重複した内容が出てくる場合もありますが，その際は復習として掘り下げて考えるだけでなく，この授業の観点から話を理解するようにしてみてください。(2006/10/30)

			内容	備考
0	10月	2日	オリエンテーション1	共生社会コース向け
1	10月	30日	オリエンテーション2	家庭専攻・共生社会両者向け 配布物：本サイトのハードコピー 提出物：A4白紙へ設問回答
2	11月	6日	社会的ジレンマとしての環境問題(1)	配布物：スライドのコピー1枚(A4両面) 提出物：クロスロード(生活環境)の課題を作成(名刺大カード)
3	11月	13日	社会的ジレンマとしての環境問題(2) 『クロスロード：生活環境編』の実施とクロスノート作成(グループ作業)	配布物：クロスロード：生活環境論2006編10選 提出物：クロスノート(A5版) 返却＆再提出　11月6日のクロスロード・カード
4	11月	20日	環境配慮行動の規定因(講義) エコスープの評価軸と評価票の作成(グループ作業)	配布物：環境配慮行動の規定因／グリコン10原則天白ガイド版(A4両面) 提出物：エコスープの評価票案(各グループ) 家庭専攻5グループ，共生社会コース3グループ ※10月30日に個人作業で作成した評価軸をグループでまとめる
5	11月	27日	環境配慮行動の普及に向けた説得的コミュニケーション＋実行と態度形成(講義) 好き嫌いマップの作成(グループ作業)	配布物：講義資料(A4両面)，エコスープパーティ課題(裏面に本WEBページ)　 提出物：好き嫌いマップ(各グループ) グループ作業(スープの試食と評価)の日程決め
6	12月	4日	グリーンコンシューマーの普及(1) グリコンすごろくの実施とグリコンアイディア出し	※授業評価 『エコはちとためちゃうすごろく』 回覧『エコ路地マップ』（名古屋市昭和区） 提出物：アイディアカード
7	12月	11日	グリーンコンシューマーの普及(2) 説得納得ゲーム	配布：青シール10枚，赤シール10枚，振り返りのメモシート（A4）1枚，12月25日の授業課題（A4）1枚 提出：説得納得ゲームの振り返りアンケート
8	12月	18日	環境や健康への配慮とその意識 『アンゲーム：LOHAS』によるインタビューの練習	実習1，実習2の課題発表（B4で1枚），12月25日のレポート提出への返信でファイル送付
9	12月	25日	環境ボランティアによるリサイクルの普及 環境配慮行動の促進・阻害要因の整理	各自説得納得ゲームの成果から考察し，レポートを完成・提出
10	1月	15日	環境計画と市民参加 名古屋での参加型会議とエコスープパーティとの関連性	JSTプロジェクトの紹介（パンフレットのコピー）　B4両面で2枚 各グループのレポート紹介と今後の課題(8ページ）　B4両面で2枚
11	1月	29日	食の安全性と環境 エコスープパーティの企画づくり	※授業評価
12	2月	5日	総括 エコスープパーティの企画コンペ（プレゼン）	全体での最終日 1グループ9分でプレゼン（質疑含む）
13	12月	指定日	エコスープ実習〔1〕 ドイツ製市販スープの試食・評価	※グループ単位
14	12月 〜1月	随時	エコスープ実習〔2〕 日本のスープの現状	※個人単位
15	2月	随時	エコスープ実習〔3〕 エコスープパーティの企画と実施	※グループ単位 グループ単位の報告書，個人レポート共に2月末締め切り。

グループ実習（1）　場所：美技家棟4F　404（杉浦研究室）

グループ	実習日	スープ
1	12月5日(火)	Wuerzige Rindfleischesuppe 挽肉団子入り香味牛肉スープ
2	12月8日(金)
3	12月15日(金)
4	12月1日(金)
5	12月4日(月)
6	12月13日(水)
7	12月11日(月)
8	12月6日(水)

過去のお知らせ

• エコスープ実習1のグループレポートが一通り提出されました。個人レポートについても，すでに4分の１ほど提出されています。（2007/01/13）

• 皆さま，冬休みの課題のすすみ具合はいかがでしょうか？さて，ドイツの市販スープ実習の際に，多くの方から価格を尋ねられました。おおよその値段はお伝えしていましたが，購入当時のレシートを発見しました。Knorrは，スーパーで69セントか89セント，ビオのものは1ユーロ19セントでした。1ユーロは，12月30日現在，約157円！！！ですが，購入当時（2006年8月）はおよそ150円でした。何というユーロ高（円安？）。(2006/12/30)

• 12月18日の講義で，エコスープ実習1（グループ）および，エコスープ実習2（個人）の2つのレポート課題をお知らせしました（プリント：B4で1枚）。前者は，グループ単位で行ってきたドイツ製市販スープの試食・評価実習のとりまとめです。最後に個人単位でコメントしていただきますが，ここにレポート全体への貢献も明記してください。後者は，日本のスープの現状を個人でレポートするものです。普段食しているスープ，および年末年始のスープについて，エコ（環境配慮），健康や食の安全性の観点からレポートしてください。メールでの質問に回答しますが，ここの質問への回答も場合によってはこの場に掲載していきます。レポートの様式については，課題プリントのファイルがそのままレポートのフォーマットになりますので，12月25日分課題（説得納得ゲームの成果のとりまとめ）の返信にそのファイルを添付してお送りします。（2006/12/19)

• 説得納得ゲーム（12月11日）欠席者の補足（課題自体は配付資料参照）
  ・アイディアカード（2枚）のカードの内容を身近な人3人に説得してみる。
  　→相手の反応から納得の理由，断る理由をリストアップする
  ・出席していた受講者3名に頼んで，それぞれのアイディア1つを説得してもらう
  　→自分が納得できる点，断りたくなる理由をリストアップする
  ・以上の実習を他の受講者の協力も交えて実施し，ゲームを行ったものとしてレポートを作成する。
  ※12月4日分のアイディアカードは，グループ毎に返却してあります。

• 説得納得ゲームの実習を行いました。この成果のとりまとめを12月25日の授業課題とします。本日，課題プリントで説明したとおりです。自分のアイディア，他者のアイディア，説得されたアイディアについて，それぞれ1枚ずつ，指定された様式・項目に従い，成果のとりまとめを個人で行っていきます。欠席した方はメールで連絡するようにしてください。課題を指示します。（2006/12/11)

• スープ実習は3グループが終わりました。とてもいい具合に進んでいます。この実習はエコ・スープ・パーティ企画にむけ，ドイツの豊富な種類のスープを選びながら知り，スープの試食と評価（調理や片づけも含む）の作業の中から，「エコ」をすくい上げることにあります。（2006/12/05)

• 「エコハチとためちゃうすごろく」とグリーンコンシューマー名古屋の買い物ガイドについて，どこで入手できるかなど，個別に問い合わせをいただきました。まずは，この下のサイトを参照してください。すごろくはダウンロードできます。また，本サイトのグリコンページも参考にしてください。「買い物袋サイト」の構想についても紹介しましたが(早速つくりました），あわせて紹介した「世界のゴミ箱」もぜひご覧ください。（2006/12/04)
  グリーンコンシューマ名古屋　http://www.greecon.net/

• いよいよ，ドイツのスープ試食のグループ作業(授業時間外に実施)に入っていきます。パッケージされた粉スープを，環境の観点も含めて評価すると同時に，試食スタイルにおける環境性についても考察していきます。日程は，以下。(2006/11/27)

• グループで作業を行うため，11月20日は第一共通棟の104室を利用しました。次週も引き続き104を利用します。310はプロジェクターやビデオなどの装置があり，双方有利な点があるのですが・・・(2006/11/20)

• 第2回「社会的ジレンマとしての環境問題」では，生活環境に関するクロスロード課題を本日の授業のまとめとして作成しました。意見分布をどう予測するかは，社会的ジレンマ理解における重要なトピックの一つです。本日，23名の受講希望者が新たに加わり，受講者は合計4445名となりました。(2006/11/06)

• 「オリエンテーション2」が終了。家庭専攻の方で22名が受講希望され，合計で42名と演習としては大きなクラスになりました。主に「食」という観点から生活環境を捉えていくという方針，また補講にあたる部分をお昼休みを調整して6名ずつくらいで実習を行うこと，をお伝えしました。また，A4用紙に次の問いを回答してもらいました。(1)名前，学籍番号，専攻，(2)期待すること，動機，(3)好きな食べ物／きらいな食べ物(スープをつくる，ということも考慮して)，(4)エコ・スープ・パーティ企画(現時点での)，(5)スープの評価軸(挙げられる限り)。(2006/10/30)

• 約1ヶ月のブランクとなりましたが，10月30日オリエンテーション2を行います。学芸4課程向けのオリエンテーション1(10月2日)では，教員養成課程3年生のスケジュールでは3月まで授業があるけれども2月前半で終了できるよう補講を実施する予定であるとお伝えしてしました。本講義は演習の授業(b1)ですので，この補講は小グループでお昼休みを利用して実施することを検討しています。これに伴い内容を一部再編します。詳しくはオリエンテーション2の中でお伝えします。なお，担当者の杉浦は8月および10月にドイツ，オーストリア，スイスを訪問し，環境や生活にかかわる教材を多数収集してきました。この授業に関連するものが多数ありますので，ヨーロッパにおけるゲーム教材の最新事情についてもこの講義でお伝えしていきます。(2006/10/29)

• オリエンテーション1を終えました。現在20名(共生社会3年16名，4年4名)の方々の受講票が提出されています。次回，10月30日に教員養成コースの方々とあわせて，内容の詳細についてのオリエンテーション2を実施します。なお，スケジュールの日付の一部が誤っていました。お詫びして訂正します。(2006/10/02)

• 本ページを立ち上げました。生活環境論は，共生社会コースと家庭専攻との共同開設科目です。10月2日（月）に、学芸4課程の方、および教員養成で主免実習のない方に対して先行して、オリエンテーションを行います。(2006/09/25)

教科書・参考書等：

教科書　使用しない
参考書

• 広瀬幸雄(著）「環境と消費の社会心理学」　名古屋大学出版会
• 矢守克也・吉川肇子・網代剛(著)　『防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション』ナカニシヤ出版
• テャルディーニ, R. (著)　『影響力の武器：なぜ，人は動かされるのか』誠心書房

• 杉浦淳吉(著) 「環境配慮の社会心理学」ナカニシヤ出版
• 中谷内一也（著）「環境リスク心理学」　ナカニシヤ出版
• 新井潔ほか（著）「ゲーミングシミュレーション」　日科技連

評価方法：

　授業における発表、試験等により総合的に評価する。

備考：

　受講者の人数にあわせ、授業形態を考える。
　講義に関する情報提供を http://homepage2.nifty.com/jsugiura/ で行うので、受講者はみておいて下さい。

			内容	備考
0	10月	2日	オリエンテーション1
1	10月	30日	オリエンテーション2
2	11月	6日	社会的ジレンマとしての環境問題(1)
3	11月	13日	社会的ジレンマとしての環境問題(2)
4	11月	20日	環境配慮行動の規定因(講義)
5	11月	27日	環境配慮行動の普及に向けた説得的コミュニケーション
6	12月	4日	環境配慮行動の実行と態度形成
7	12月	11日	グリーンコンシューマーの普及(1)
8	12月	18日	グリーンコンシューマーの普及(2)
9	12月	25日	環境ボランティアによるリサイクルの普及
10	1月	15日	行政による環境政策と住民による評価
11	1月	29日	環境計画と市民参加
12	2月	5日	生活環境と防災
13	2月		行政・企業・NPOの連携
14	2月		大学における環境対策
15	3月		総括